江戸時代の和箪笥から現代に至るさまざまな痛んだ家具を修復する日々・・・。
日本家具の原点は「和箪笥にあり!」地域独自に育まれた箪笥は、特に個性があっておもしろい。
 
カンナ屑
集塵機の袋にたまったカンナ屑

毎回、袋一杯にたまったカンナ屑を見る度、『何か再利用できないかな?』と思う。
結局は自宅の裏庭に捨ててしまうのだけど…


【2010.08.19 Thursday 12:07】 author : やまひょう
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黒柿材、買ってきました。
昨日、全然面識がない大工さんが来店。
「私大工ですが、昔の家具を直していると聞いて興味があり来てみました・・」
先方も職人のプロ。
僕は少し身構えながら当店のご案内となりました。

お話をしながら少し打ち解けて来た時です。
昔、大工さんも景気の良い頃、黒柿に凝った時期があり無我夢中でたくさん集めたそうです。高い金を払って集めたものの、現在は倉庫の肥し・・・。

黒柿は早々に手に入るものでは無いので、
「僕に譲っていただけませんか?」と大工さんに聞いてみると
「いいよ!このまま保管してても何にもならないから・・・」

早速譲ってもらったのが画像の通り、
他に山のように積み上がった黒柿であったがいざ譲るとなると惜しいのかほんの一部となった・・・。
人間の心理ですね。

右画像の黒柿は3m近い長物です。
【2009.04.13 Monday 10:50】 author : やまひょう
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黒柿材
初めて黒柿の立木を発見した数年目のことです。
いまでも鮮明に覚えておりますが、のどかな農村地に配達へ行った帰り道、太くて立派な柿の木が目に入りました。
農家の敷地内で道端にあった柿の木、おもわず車を止めた。
車から降りて柿の木に歩み寄ると、3メートルはゆうに超えるものでした。
なぜか?30僂阿蕕ぬ擇寮菽爾切り落とされていて、
切り落とされた部分は柿木の根元に置かれ、朽ち始めていて腐れがかっていました。
切り落とされた切り口を見ると黒色が見られる・・・。
「こ、これは・・・もしかしたら・・・」

急いで車からマイナスドライバーを持って来て、朽ち始めたものを削り見るとやはり黒い!
「間違いない!これは黒柿だ。」
初めて黒柿の立木を見た僕はとても興奮したことを覚えています。

その黒柿がこちらで、製材して積み重ねて自然乾燥しているものです。



【2009.03.25 Wednesday 15:14】 author : やまひょう
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屋久杉
先日、70代の一人のおばあちゃんが当店に来店。
「あの〜。実はお話があるのですが、お時間いただけませんでしょうか?」
その謙虚な姿勢に驚いた僕でしたが、
「まずお座りください。」
と事務所でお話を聞くことに…。

おばあちゃん
「実は、私の夫は家具屋を営んでおりました。祖父の代から指物師として営んでおりましたが主人が亡くなって店をたたんでしまいました。廃業する際に売り物の家具や木材などほとんど処分したのですが、先代が残した材料は捨てるにも忍びなかったので今日まで小屋に保管しておりました。
今年初め頃テレビでヤマヒョウさんが『家具の修復・再生』に取り組んでいる姿にとても感激し、私では使い道の無いこの材料をぜひ修復・再生の材料として生かしてもらえないものかと思い伺いました。」

僕はその話を聞き、とても感激しました。
そのおばあちゃんの想いをしっかりと受け止めお譲りいただくことにしました。

先代から受け継がれた木材とは果たして?
それは、2枚の『屋久杉』でした。
【左側】寸法:幅425×長さ1060×厚み10mm
【右側】寸法:幅390×長さ 840×厚み30mm


【拡大】とてもきめ細かい杢理がお分かりかと…


【木材に直接書き込まれた名入り】
鹿児島市長田町〜朝倉●●
 屋久杉と言えば鹿児島の本土南端にある屋久島の杉。
 書き込まれた鹿児島の住所からも屋久杉に間違いないようだ。


想いが込められた材料だけに使うのはもったいないだが、修復・再生の材料として大切に使わせていただきます。
【2008.08.22 Friday 16:46】 author : やまひょう
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珍品木材?
先日5:00に起床して近所を散歩していたら珍しいものを発見!!

こちらです↓↓


何だかわかりますか?
松の木の立ち木を切り倒した状態そのものなのですが、切り口に注目(年輪部)に黒い部分が…。

僕は仕事柄、木に触れる機会が多くいままでいろんな材料を見てきましたがこの度の物ははじめて。
日本に生育している樹木で黒い材としては貴重な黒柿が有名ですが松の木でははじめて…。

しかし、松の木は早く乾燥させないと青変菌により青・黒色に変色してしまうと聞いたことがあります。
もしかしたら切り倒した時点では黒くは無く、しばらくそのままの状態のため黒く変色してしまった可能性が高い。
持ち主の方に早く聞いてみたいと思います。

もし、切った時点で黒かったら珍品材かと…。
【2008.06.28 Saturday 17:48】 author : やまひょう
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黒柿見つけたよ
黒柿見ぃ〜つけた♪
久々に黒柿に出会いました。
知人の方より今朝電話がありまして
「裏庭の柿木を切ったら黒が入っていた。今すぐ来て見ろ!」
早速駆けつけたところやはり黒柿でした。
しかし、期待していたほど黒の入りが少なくて残念。
《切り株》↓↓

《幹側の切り口》

《柿木の幹》↓↓既に半分に切っていた。もったいない。


※黒柿 : 
 長い年月をかけ土中の鉄分・微生物といったものの影響を受けて中黒く変色して現れた物を「黒柿」と呼ぶ。
黒くなる現象は、1万本に1本位と言われていて、白木のまま一生を終えるのがほとんどです。

「孔雀杢」10万本に1本といわれる黒柿の中でも最高級杢

【2007.12.10 Monday 14:55】 author : やまひょう
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黒柿

全国的に果樹として広く植栽されている柿ノ木です。身近に見慣れた柿ノ木ですが、黒色を持った杢にお目に掛かるのがむずかしい材です。昔から珍重されてきた材ですが今では圧倒的に数が少なくなっているため今では昔以上に珍重されているかと思います。
【エピソード】
3年前です。山形でも田舎の農村地に家具の配達に行った際に、この黒柿を発見しました。最初は黒柿に気づかず「太くて立派な柿ノ木だなぁ」と思い近づくと足元に先端を約150堕切り落とした幹が寝そべっていました。切口を覗くと黒色を帯びていて「ウぁ〜!」思わず声が出る程の興奮を覚えました。製材としては何度も見てきた黒柿ですが、立ち木としては始めてだったのでこの興奮を今でも鮮明に覚えています。
黒柿と確信した僕は早々に配達を済ませ、地主の方に早速交渉です。なかなか良い返事を当初は貰えずいました。田舎でご年配の方はほとんどの方が黒柿の価値を分かっておられるから交渉は難しいもので、粘って粘ってお願いしてようやく譲り受けました。ただし条件がありました。「自分の土地で育まれたこの黒柿を無駄にすることなくいい作品として作り上げてください。」その想いに答えるべく大切に乾燥保管しています。
ご覧頂いている黒柿は先端を切り落としていた部分で土の上にじかに数年置かれていたためだいぶ腐食が進んでいて材としてはほとんど取れませんでした。しかし、少しでもつかえる部分をお客様の思い出家具の火鉢やタンスの部分的な補修材として使っています。
よく家具屋さんや骨董市などで黒柿のテーブル・花台など結構な値段で売られているのを見かけます。実際に見に行ってみるとシャム柿と言って外国でとれた黒柿の代用材が使われているのがほとんどです。店員の方に質問してみると答えられなかったり、分かっていて平気で黒柿として販売している。そんな現実にショックを受けたこともございます。これと似たケースで最近多いのが「新ケヤキ材を使った商品で…。」との説明・記載書きです。新ケヤキ?、初めて聞く材料に僕は不信感を持ち足を運ぶとそれは輸入商品でニレ材でした。家具を販売する側として常識を持った販売をして欲しいものです。みなさん、お求めする際はぜひ、お気をつけてください。
【2007.02.15 Thursday 16:53】 author : やまひょう
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