江戸時代の和箪笥から現代に至るさまざまな痛んだ家具を修復する日々・・・。
日本家具の原点は「和箪笥にあり!」地域独自に育まれた箪笥は、特に個性があっておもしろい。
 
日本が誇る船箪笥!現代に甦る。
古い船箪笥が甦る!

兵庫県高砂市在住K様より修理依頼の船箪笥です。

≪木部≫
丸ごと全部、新材を使って作り直しました。
元々は松・杉が使われており⇒表・側・天板はケヤキの無垢を使用し、
引出の内部は国産桐を使っています。
≪金具≫
元々付いていた金具を再利用。
古い塗膜やサビを落とすのも一苦労。
側面・天板・背面に見える十文字帯金具は新たにつくりました。
その他、縁金具・錠前金具・角金具などなども新しく!







【2011.05.19 Thursday 18:27】 author : やまひょう
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思い出家具修理工房〜時代を感じさせる船箪笥の登場!
時代を感じさせる船箪笥

兵庫県在住のK様より修理の依頼があった船箪笥。
当HPを見てお電話くださいました。
早々にご発送いただきありがとうございます。

早速、梱包をばらして拝見

装飾の富んだ手打ち金具が本体を覆うように取り付けられ、見る者を魅了します。
錠前金具は鶴が彫られ、ゲンを担いだめでたい吉祥文様です。

用材は前面にケヤキ・側板は杉が使われています。
あちこちに痛みが生じていますが金具を外して全面的に修理すれば見違えるでしょう。


 
【2011.01.09 Sunday 14:44】 author : やまひょう
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船箪笥を修理いたしました。
埼玉に在住のI様より、船箪笥の修復再生の依頼!

明治初期の船箪笥でしょうか?
産地は不明ですが、新潟の佐渡か山形の酒田のどちらかで作られたものではないでしょうか?
金具には「松竹梅」などのめでたい吉祥文様が彫りこまれ、見た目も豪華で堅牢なつくりです。
用材は桐で軽くて持ち運びを考慮したものだと思います。






画像でご覧頂いてお分かりだと思いますが、
金具がサビて腐食したものもあります。
磨いてもぼろぼろで使えません。
しかし、当社では大丈夫!!!!!!!!!
当時のオリジナル金具を復刻しちゃいます。
もちろん手作りで熟練の金具職人が見事なまで忠実に再現することができます。
全国を見ても金具職人が少なく、木部は修理できても金具がどうしても作れない!既製金具の代用品を使う業者も多いのです。
(同業者より金具だけ作ってくれないかと当社へ問い合わせも多くあります。)

余談が過ぎました。

こちらが修復を終え、甦った船箪笥です↓
【2009.11.24 Tuesday 10:42】 author : やまひょう
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船箪笥の修理・再生
埼玉より、わざわざ山形にお越しくださいました。

明治初期の船箪笥でしょうか?
金具には「松竹梅」などのめでたい吉祥文様が彫りこまれ、見た目も豪華で堅牢なつくりです。
用材は桐で持ち運びを考慮したものだと思います。

よし!
修理再生に自ずと力が入る。




【2009.08.04 Tuesday 10:06】 author : やまひょう
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船箪笥の修復/修理/再生
久々に船箪笥の修復ご依頼品です。

船箪笥の懸硯と言われているタイプの物。
片開きの戸に蝶番・錠前・平板金具など所狭しと取り付けられている。
寸法は間口36僉Ρ行45僉高41僂糧型。
開くと三段式の抽斗で、下段右は更に小抽斗が2段に亘っている。
隠し箱も有り、貴重品を隠す意図的な工夫が見られる。
材質は桐材が使われ、持ち運びを考えたものと思われる。

この手の物はある程度量産的に作られたものと聞いております。
下の画像より三ツ柏の紋が刻まれた所は買い手によって定紋・屋号を付けられたのです。

さて、よくぞ現存していたものと感激です。
しかし状態が悪く、虫食い跡が以上に多い。
全てばらしての修復作業となりそうです。


【2009.04.14 Tuesday 17:51】 author : やまひょう
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お待ちかね。江戸時代の船箪笥が完成!
船箪笥ふなだんす

北前船と江戸時代から明治中期頃まで盛衰を共にしたのが船箪笥である。

文化文政期(1804〜29年)から明治初年にかけて最盛期を迎え、荒海の航海に耐え得るように頑丈に造られ、かつ買積商内(かいづみあきない)のため船主は荷主をも兼ねてその豪華さを競った。 船箪笥には船中の重要書類である船往来・船鑑札・集荷目録その他の書類・ 帳面・印鑑・金子などを収納する帳箱と懸硯、衣装などを入れる衣装櫃とからなる。

この船箪笥は衣装櫃(いしょうひつ)である
 前面に倹飩蓋があり両側面に堤手がつき、抽斗ありの二つ重ね。内部すなわち箪笥としての実質をなす部分には桐材が用いられ、外装には堅くて重い欅材が使用されており、装飾をも兼ねて鉄金具を被いきわめて堅牢な造りになっている。

船箪笥の産地は古くから奇港地として栄えた佐渡の小木がもっとも著名で、酒田(山形)・三国(福井)がこれに続いている。

 この船箪笥は地元山形の酒田に伝わる船箪笥(いしょうひつ)を真似て現代に蘇らせた復刻版です。
現代に伝わる職人技が再集結!

主将である父の下、
念願だった船箪笥がここに完成いたしました。

箱屋(船箪笥の取扱い店) 山兵屋(やまひょうや)の誕生です。

船箪笥 衣装櫃
仕様 : 二ッ重ねの衣裳入れ(使用主:船主or船頭)
寸法 : 巾860僉澑行450僉濆890(上段46僉Σ蔀43僉
材質 : ケヤキの総無垢・内部抽斗総桐
塗装 : 総漆塗り・内部との粉仕上げ
金具 : 特注手打ち金具
価格 : 未定

正面・斜めから 


漆の光沢が冴える!


縁(ヘリ)に金具を被う。
なぜ?
仝た目の華やかさ、豪華さ。
海難があった時、海へ投じ、分厚い金具が岩から守ってくれることと…
「何とか浜にたどり着いてくれ!!」と願い叫んだかも。


正面表戸が一枚の剣飩蓋である。
蓋を外せば引出が2杯。
二つ重ねのため、計四杯からなる。

衣裳箪笥と見せかけ、千両箱が仕組まれているものもあったと聞きます。


雲形錠前金具
鍵穴が四つ目の四つ叉式。
鍵は両側に一ヶ所づつ、そしてメインの中央上部の一ヶ所。



側部〜
竿通しが用いていないのが船箪笥の共通点。



以上がこの船箪笥の特徴である。


この度、念願だった船箪笥がようやく完成しました。
完成に至るまで各専門の先輩職人さんに多くのアドバイス・ご指導を受けました。
ありがとうございました。
早速、先輩職人方へご報告し、ねぎらいの言葉をもらいました。
近日、完成披露の飲み会を開催し、箪笥談義に花を咲かせようと思います。
もちろん『にっぽん酒』で…乾杯。

この船箪笥を…
美術品の域まで達するこの箪笥をより多くの方に見てもらいため、各種イベントや展示会に出店して行こうと考えております。
そして、船箪笥のすばらしさをより多くの方に伝えていければしあわせです。
ご要望があれば各種会場イベントに馳せ参じます。
ぜひ、店長井上までご連絡ください。


次回のオリジナル作品は
なんと『千両箱』です。
只今製作に取り掛かっております。
こうご期待…。



  
【2008.04.02 Wednesday 18:54】 author : やまひょう
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