江戸時代の和箪笥から現代に至るさまざまな痛んだ家具を修復する日々・・・。
日本家具の原点は「和箪笥にあり!」地域独自に育まれた箪笥は、特に個性があっておもしろい。
 
二本松箪笥の修理/今だから言える
東日本大震災から二年が過ぎ、今だから言える。

時代箪笥の修理を依頼されたのは、福島県南相馬市に在住のHさま

修理を完了し、平成23年3月12日に配達を予定していた。

配送に関しては配送業者に委託し、
10日には中継所の相馬市に到着していて、12日の配達を待つばかりだった。

11日の震災から箪笥は行方不明に・・・。

配送業者にようやく連絡が取れても、
「福島の相馬中継所と連絡が取れないので・・・このような状況なのでご理解ください。」 としか回答がない。

依頼主のHさんとも連絡が取れず、その安否が大変心配された。

約一週間が過ぎたころだったと思う。
依頼者Hさんから電話が入り、家族皆さんの無事が確認されホッとした。

相変わらず箪笥の行方は分からず、業者からの連絡を待つしかなかった。

約一か月を過ぎたころ、
ようやく箪笥の所在が確認され当店に戻って参りました。

しばらく当店で管理することとなり、
予定を大幅に超えるもご依頼者のもとへ納品となったエピソードです。

【2013.04.14 Sunday 10:29】 author : やまひょう
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二本松の時代箪笥
いかにも東北らしく素朴な趣を持った時代箪笥。

福島県伊達市に現存していた日本松箪笥(二竿)。
福島県南相馬市に在住のH様から修復再生のご依頼品です。

抽斗はとても深く二段重ねの大型のものが多い。
錠前金具が見所!
こちらは『一富士二鷹三茄子』↓

鷹と茄子が動いて操作の分からない者には開けられない工夫がみられる。

残念ながら右下扉が紛失しております。
『一富士二鷹三茄子』の錠前の復刻は難しく、雰囲気を壊すことなく仕上げる工夫が必要ですね。

こちらも二本松箪笥。

角型の錠前で二本松箪笥はこの二種類が基本的なスタイル!

久々に二本松箪笥と出会え、ちょっと興奮気味です。
【2010.11.20 Saturday 10:54】 author : やまひょう
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二本松箪笥がここに甦る!
福島県福島市在住のご依頼者、30代男性
ご自分のひいおばあちゃんが使っていた箪笥だそうです。
二本松から嫁に来た際の嫁入り箪笥。
明治頃のこの二本松箪笥は東北独特の素朴な趣を残す。
修復してとても難儀した箪笥だったが、今日お引き取りにご来店下さったご依頼者の喜びの表情を見てとても癒されたのでした。
ご依頼者のご家族も心待ちにされているとのことでその評価がとても楽しみです。


【2009.04.05 Sunday 16:48】 author : やまひょう
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二本松箪笥:更生完了!

【2009.03.31 Tuesday 18:11】 author : やまひょう
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明治時代の福島:二本松箪笥〜二棹
この度、時代箪笥再生のご依頼となったのは明治時代の二本松箪笥〜二棹。
ご依頼者は福島市在住の方で、当社へわざわざ箪笥をお持ちいただいてのご来店となった。

【二本松箪笥】
 福島県二本松は、安達太郎山を望む福島市と郡山市の中間にある。
ここはあまり大きな産地ではないが、素朴でいかにも東北らしい感じのする箪笥でほほえましい。
 生産活動は明治中期以後からである。
二つ重ね四丁引きの片開き戸付で、各抽斗は深い。
寸法は幅三尺七寸(112僉法奥行一尺五寸(45僉法高さ三尺四寸(103僉法
材料は欅・栗・杉・松が使われ、正面仕上げは溜塗りして木目があまり見えないようにしている。
 この箪笥の見所は、金色覆輪付の丸形錠前であろう。鶴亀の金具が取付けたものもあり、金色の亀をずらすと鍵穴が現れるが、操作を知らない人が抽斗を開けられないよう工夫している。  ※和箪笥集成より抜粋




【2008.10.04 Saturday 17:15】 author : やまひょう
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